-池坊に偏ったいけばなの情報ならここ!-
this page is japanese only 最終更新日 2005/06/06
生花の生け方について

生花は、立花から出来てきた生け方で、立花の生け方が、簡略化されたものです。
立花では9つあった役枝が、生花では3つになっています。
それぞれを、『真』=しん・『副』=そえ・『体』=たいと、いいます。

生花の役枝


生花にも、大きくわけて2種類の生け方があります。
生花新風体(しんぷうたい)と生花正風体(しょうふうたい)と言うものです。
立花と同じで、正風体は役枝をしっかり入れなければいけません。
新風体は、立花の新風体よりも自由で、役枝のことを考えなくてもいいようになってきています。
ただ、『主』=しゅ・『要』=よう・『あしらい』の3つの枝を生けなければいけません。
細かく分けると、新風体のときも正風体のときも使う花材の数によって
一種生け・二種生け・三種生け
の3つに分かれます。
それぞれ生けるときに雰囲気を考えて生けなければいけないので
少しずつ生け方が違います。
2種類の生け方に共通しているのが、剣山に生ける時も、
挿し口が、正面から見て1本に見えるようにしなくてはいけないと言うことです。
これは、昔生花を『くばり』と言うY字型をした枝の間に生けていた頃に出来た決まりのようです。